「だれかのことを強く思ってみたかった」
タイトルに惹かれて図書館で手に取りました。
佐内正史さんが切り取る東京の写真と角田光代さんが切り取る東京の短い文章を合わせた短編集。
まるでエッセイのようでとても読みやすかったので、疲れているときにぱらぱら、起きてぱらぱら、眠る前にぱらぱら•••••。
それは、だれの心にもあるような心象風景。切ないような、誰かといても孤独なような、一人で心強いような。心地よいセンチメンタリズム。
いろいろ好きな文があるけど、『見なかった記憶』好きです。失うということが、永遠にない。確かに。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2017年3月4日
- 読了日 : 2017年3月3日
- 本棚登録日 : 2017年3月4日
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