女のいない男たち

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本棚登録 : 5083
レビュー : 759
著者 :
こぶたちゃんさん 村上春樹   読み終わった 

不思議なタイトルだなぁと思って、図書館で手に取った。前書きに、タイトルはヘミングウェイの作品『Men Without Women』から思いついたことが書かれている。
全体の感想は、男性も女性と同じように深く人を愛すると胸が痛むし、忘れられないし、執着するんだなというのを感じた。なんとなく、男性は違う生き物のような気がして、そのことを忘れてしまう。

『ドライブ・マイカー』妻を亡くした中年俳優と無口で若い女性運転手の話。男の妻が赤ちゃんを喪ったことで他の男性と寝るようになるという・・・。永遠に真実を聞くことのできない男が辛そうだった。

『イエスタデイ』 喫茶店のアルバイトで出会う早稲田大学の主人公と二浪中の木樽。東京育ちなのにタイガースファンが高じて関西弁の木樽が魅力的に描かれている。幼馴染の二人がちょっと『ノルウェイの森』を彷彿とさせる。

『独立機関』 複数恋愛を楽しむ独身主義者の整形外科医が、本気で人を好きになり、自分じゃなくなり、死に至る話。

『シェラザード』 組織に雇われているような謎の男と世話係の中年女との寝物語。女の現実と非現実をない混ぜにした寝物語が面白くて、主人公の男性と同様に楽しみにしてしまう。まるで恋に落ちたような。

『木野』設定としては『ドライブ・マイ・カー』と似た感じだけど、現実を直視しないことを様々な不思議因子で突きつけられる様子が楽しかった。バーは自分で作った澱のような感じだったのか。

『女のいない男たち』おそらく物語をすべて包括するようなものなんだけど、いまいち頭に入ってこなかった。。。汗 でもつまらなくはなかった。もうちょっとでわかりそうな感じ。

レビュー投稿日
2017年7月2日
読了日
2017年7月2日
本棚登録日
2017年7月2日
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