江古田のブックオフにて購入。山川偉也先生の著作を読むのはこれで4冊目となる。ゼノンの主張が師パルメニデスの擁護に起因するものであったことは『古代ギリシアの思想』でも触れられていたが、ここではフーコーの「知の考古学」に倣い、古今東西様々な"論敵"らの駁論を取り上げ検証し、ゼノンしいてはエレア学派の思想を掘り起こすのみならず、それを"推理小説のように面白く、平易"な表現で一般読者に提示するという難業に挑んでいる。ピュタゴラス派、《パスカルの眼》及びベルクソンの章に見るべきものが多かった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
哲学
- 感想投稿日 : 2013年12月21日
- 読了日 : 2013年12月21日
- 本棚登録日 : 2013年11月10日
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