マグダラのマリア―エロスとアガペーの聖女 (中公新書)

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本棚登録 : 314
レビュー : 42
著者 :
karatteさん 宗教   読み終わった 

古書店にて108円で。主にイタリアを中心とした美術・文学・宗教のテキスト解読を通じて、西洋の想像力にとってこの聖女がどのような役回りを演じたかを詳らかにしている。四福音書には〈回心した娼婦〉という現在の一般的な見方を特徴づけるいかなる記載も見当たらず、ルカ福音書の〈罪深い女〉や〈ベタニアのマリア〉をマグダラのマリアに結びつけたのは、典礼や聖歌の完成者でもある教皇大グレゴリウスによるものなのだという。娼婦にして聖女という二律背反的性質は、実は後世に作られた作為的なものなのだ。

レビュー投稿日
2016年2月14日
読了日
2016年2月14日
本棚登録日
2015年10月18日
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