
良い本ではある。韓国の現状を理解しようとする姿勢と、現状を変えられないものとしてどう対応していくかという問いの立て方はそれぞれ妥当なものの、組み合わせると韓国の現状に肯定的でありすぎるように中盤にかけて感じた。まあ必要なことはこの本の姿勢であたっていくことであり、床屋政談的に断ずることではないけど。そして終章ではきっちり、韓国をわかりあえるなどといった幻想を持たず地理的には近く利害を多く有する以外は他の国と同じ一つの国であると認識すべきと述べていたのでバランスは取れておるが。
- レビュー投稿日
- 2017年5月14日
- 読了日
- 2017年5月13日
- 本棚登録日
- 2017年5月13日
『だまされないための「韓国」 あの国を理解する「困難」と「重み」』のレビューへのコメント
コメントをする場合は、ログインしてください。