旬の味、だしの味

  • 新潮社 (2004年12月21日発売)
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本棚登録 : 35
感想 : 3
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 最近はいつでもどこでもどこからでも読めるので、料理やお菓子に関する本をよく読む。
 この本を読めば、やっぱり美味しそうで手間のかかるものはやっぱり高いんだなあと実感します。
 京都の「つる家」で修業をしていただけあって、出てくるエピソードの一つ一つが驚嘆の域に達している。読みながらどうして料亭のランチやお弁当が高いのか納得しました。
 逆を言えば美味しい物っていうのは手間をかけないと出来ないんだということなんでしょうけれど。
 中華と和食以外は、基本的に素材の値段かお酒の値段で大体の価値が決まります。これだけ「人件費」を食に盛り込むのはこの二つしかあるまいよ・・・。
 お料理とかの本は中のカラーページが素敵なので、ハードでも躊躇いなく買ってしまいます。
 今田美奈子さんの本も素敵だし、村上信夫さんの本も面白い。平野レミさんとか、いわゆる料理研究家の家庭料理のような系統の本よりは、本格的にそれだけしか学んでませんって人の本の方が私は好きだなあ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 料理本
感想投稿日 : 2010年10月10日
読了日 : 2010年10月10日
本棚登録日 : 2010年10月10日

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