号泣する準備はできていた (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2006年6月28日発売)
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感想 : 892
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江國さんの短編は初めて。どの話も、色で表すと灰色、のような印象。短調で、静かで、文章は柔らかいのにそこを剥がすと小さな刺があちらこちらに生えているような。江國さんの描くキャラクターはやっぱりどこか浮世離れしている人たちが多い気がする。周りの人間に振り回されているけれど、己のルールを決して曲げない、そんな女の人がたくさん出てくる。それが結構好きた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年2月23日
読了日 : 2016年2月23日
本棚登録日 : 2016年2月23日

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