江國さんの短編は初めて。どの話も、色で表すと灰色、のような印象。短調で、静かで、文章は柔らかいのにそこを剥がすと小さな刺があちらこちらに生えているような。江國さんの描くキャラクターはやっぱりどこか浮世離れしている人たちが多い気がする。周りの人間に振り回されているけれど、己のルールを決して曲げない、そんな女の人がたくさん出てくる。それが結構好きた。
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- 感想投稿日 : 2016年2月23日
- 読了日 : 2016年2月23日
- 本棚登録日 : 2016年2月23日
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