
萩原朔太郎。
なんとなくしか知らない存在だったけれど、生きることの辛さを綴る詩人。
「さみしい人格」
好きだなぁ。
孤独と向き合う人は、いいなぁと思う。
それから
「愛憐」
のなまめかしさ。
いんびなようす。
グロテスクに行くことなく、
美しいまま性を描写する。
このぐらいが好きだ。
美しいと思う。
全体的な、詩集の寂寥感。
哀しみに暮れる感じ。
たまらなく好きだ。好きなおもむき。
やっぱり文学は良い。
文学者とは、結局は孤独を追い求めるヒトビトなのではないか。
だから、わたしは文学が好きなのでは。
わたしが読んだのは、昭和に出た名著復刻版シリーズ。装丁も良い。書体の古めかしさもいい。生成りの紙も。
本が好きだと、実感する。
- レビュー投稿日
- 2014年3月9日
- 読了日
- 2014年3月9日
- 本棚登録日
- 2014年3月9日
『月に吠える (愛蔵版詩集シリーズ)』のレビューへのコメント
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