評価は分かれるようですが、私個人としては「傑作」と言いたいです。
これを読んで、やっぱり伊坂さんは天才だなあと思った。
主人公と時間軸をくるくる操作して、物語全体をひとつの騙し絵にする。
作中にも出てくる、エッシャーの有名な騙し絵のように。
人と人っていうのは、どこか端っこでつながっている。
それぞれが自分の人生の主人公であり、周りの人が脇役であって。
世界はそうやって相互に作用しつつ、回ってるんだ。
ラッシュライフもいつも通り多作品とのリンクがこれでもかっていうくらい詰め込まれていて、伊坂作品群が全部でひとつみたいな感じがして、ほんとに楽しくなります。
ファンにはたまらない!
伊坂作品の魅力は奧が深すぎて、何回でも読み返したくなるなあ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
伊坂幸太郎
- 感想投稿日 : 2014年2月9日
- 読了日 : 2011年10月24日
- 本棚登録日 : 2014年2月9日
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