地図の描けないイギリス人という話は、よく外国人に道を尋ねると、本当に通る道しか描いてくれず(しかも、縮尺が滅茶苦茶)読めない字でランドマークが記載されているのが普通なのだが、何故なのかはここに書いてあった。なるほど。ロシアの憂鬱は氏の著作には珍しくソビエト連邦の話。タイトルがロシアになっているのはロシア帝国から連綿と続く話だからである。この頃に比べれば随分と開放的になったような気がしないでもない。最後は日本での事を徒然に記載したエッセイ。いつも通り心の中の言葉を包み隠さず痛快に書いているのが面白い。
読書状況:読み終わった
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かーの本棚
- 感想投稿日 : 2020年10月21日
- 読了日 : 2020年10月21日
- 本棚登録日 : 2020年10月21日
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