ボタン穴から見た戦争――白ロシアの子供たちの証言 (岩波現代文庫)

  • 岩波書店 (2016年2月17日発売)
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感想 : 28
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 はじめに、の次2行文でやられました。これは刺激的な内容の様です。
 世界は今も戦争している。戦争は歴史上途切れることなく続いている。
 1941年ナチスドイツの侵略をうけたソ連白ロシア(ベラルーシ)で子供たちの証言を一つ一つ拾い上げたこの本。
 何とも言えない。歴史の教科書をもっているがこの事実は一行も書かれていない。それはなぜか。戦争は日常であり、歴史の転換点でしか取り上げられないからだ。日常の中にどれだけの犠牲があるかを考えさせられた一冊。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 9 文学
感想投稿日 : 2017年6月23日
読了日 : 2017年6月27日
本棚登録日 : 2017年6月23日

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