ヨーコさんの“言葉”

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本棚登録 : 282
レビュー : 42
制作 : 小宮 善彰 
katatumuruさん 佐野洋子   読み終わった 

佐野洋子さんの言葉を引用した大人向けの絵本という体の本でした。
ほとんどが絵で文字は少ないのであっという間に読めちゃいます。

絵は佐野洋子さんの絵でなく、北村裕花さんという方の絵です。
あまりきれいじゃない、リアルな所がある絵(特に人間の顔)ですが、それが子供が描いた絵のようで味があります。
上手に描いてあるのよりこういう絵の方が伝わってくるものはあります。
段々畑の風景の絵や吊るし柿の絵なんて、やはりプロだな~、こういうのサラッと書いてる~と思いました。

文章の方はというと、絵があるせいか、いつものちょっとキツい印象を受ける感じでなく角がとれた感じ。
日々の生活の中でちょっと疑問に思ったこととか、感じた事を説教くさくなく正直に綴っているという感じです。
同じことを他の人が言ってもこういう感じにならないんだよな~と思います。

私が読んでてちょっと意外だったのは、佐野洋子さんが子供を保育園につれていった時、ミニスカートをはいて行ったら革新的社会主義的な政治思想をもっているお母さんから糾弾され、「すごく怖かった。それが多分個人のレベルではなかったので、怖かったのだと思います。」という文章。

そんなのものともしないタイプだと思っていただけに、こんな人でも向こうが集団だと怖いものなんだ、ひるんじゃうんだ・・・と親しみがわいたし、却って勇気をもらいました。
私ごときが怖いと思うのなんて当たり前なんだな~と思えました。

レビュー投稿日
2016年5月13日
読了日
-
本棚登録日
2016年5月13日
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