龍は眠る (新潮文庫)

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本棚登録 : 8999
レビュー : 742
著者 :
katatumuruさん  未設定  読み終わった 

やられた~という感じでした。
もう宮部みゆきさんの本は読まない!と決めていたのに・・・。
今まで見たことのないタイトルを目にして手にとってまえがきを見たとたん、引き込まれてしまった。
お話の本文が見たくてたまらなくなり、冒頭から心を掴まれたという感じです。
最初はそんな感じでぐいぐい話に引き込まれました。
それがいつもの如くだんだん尻すぼみ。
そして相変わらずのくどい文章で読み終わったあとは「やられた・・・」という感じでした。

雑誌記者の主人公は台風の中、自転車がパンクして困っている少年を助ける。
彼を車に乗せて走っていると、何かにぶつかった衝撃が。
車を降りてみると、そこには蓋の開いたマンホール。
そして側には子供用の傘が!
少年はそのマンホールの蓋を開けたのは誰なのか、まるで実際見たように話し始める。
さらに、主人公の触れられたくない過去までも言い当てる。
彼は言う。
「自分は超能力者なのだ」と。
その後、彼の友人だという少年が現れ、全ては彼の作り話だと言うのだが・・・。

このあたりまではすごく引き込まれました。
中盤から後半にかけて、あれだけ引きつけておいてこれか・・・という感じ。
あまりに期待をもたせすぎる語り口だと思います。
これは実話で、まるでこの少年たちを作者自身が知ってるんじゃないか?
と思わせるようなまえがきにも惹かれたし・・・。

トリックというかタネ明かしって分かってしまうと「な~んだ」という感じなんですよね。
でも私自身はそれと別に、超能力とか不思議な力ってあると思ってます。
この世界にそんなのが無いなんて面白くないからそう思っておきたいです。

レビュー投稿日
2013年8月6日
読了日
2009年10月
本棚登録日
2013年8月6日
2
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