手紙 (文春文庫)

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本棚登録 : 29681
レビュー : 2862
著者 :
katatumuruさん 東野圭吾   読み終わった 

主人公直貴の兄は弟を大学に入れる金欲しさに強盗殺人を犯してしまう。
その後、直貴は「殺人者の弟」のレッテルを貼られ、就職、結婚、バンド仲間、あらゆる所から見えない差別を受け社会から追われてゆく。
昼間の大学を卒業し過去を隠してやっと就職した電器屋の量販店でも、店に窃盗がありその事によって過去が明らかにされてしまった。
彼はその事で職場を配置換えになる。
差別に苦しむ彼の前にそこの電器屋の社長が現れ、「差別は当然の事だ。それが世間だ」と言い放つ。
差別は幼いわが子にまで及び、とうとう直貴は兄との縁を完全に断ち切ってしまう。

甘えを全然許さないストーリー。
差別、偏見は当然の事、それを正々堂々と世間に隠さないという事すら許さない差別。
それが社会だという事を私自身改めて考えさせられた。

レビュー投稿日
2013年8月5日
読了日
2006年3月
本棚登録日
2013年8月5日
5
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