10代の哲学さんぽ、第2巻です。
今回のテーマは「自由」について。
一番好きな言葉は?と聞かれると、
「自由」
と答えます。
昔からそうでした。
でも「自由」とは何ぞや?と聞かれると「うっ」と答えにつまる。
改めて、大好きな「自由」について、この本を読み進めながら考えてみました。
子供用の本ですから、とても薄くて読み終えるのに大人なら30分もかからないくらいです。
内容を分かったふりでさらさら読んでいくとそうなのですが、実際その中でどれくらい自分が分かっているのだろう?とつまづいたり、考えたり・・・さらには最初からまた読み返したくなります。
この本では生まれながらにして自由をもたない人間が存在したこと・・・古代ギリシャでは人間として扱われない奴隷のいた事、そして今は個人の自由は保障されているとなっています。
建前としては・・・。
そして、実際は現代の奴隷は過去の奴隷とおなじくらい・・・もしくはもっと悲惨な目にあっていると言えると書いてあります。
それでも人として生まれた者は誰もが自由である。奴隷であっても。
とある。
それなら「自由」って何?
誰からも何からも制限されず、自分の望むことを何でも好きなようにすること?
自由な時間のこと?
自由な心をもっていること?
物や自然、他人からの束縛を受けない人間のこと?
そういった疑問をひとつひとつ、分かりやすく読み解いて、そして自分の頭で考える本です。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
児童書
- 感想投稿日 : 2013年7月4日
- 読了日 : 2013年4月22日
- 本棚登録日 : 2013年7月4日
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