人間の煩悩 (幻冬舎新書)

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本棚登録 : 215
レビュー : 25
著者 :
katatumuruさん 佐藤愛子   読み終わった 

今までの佐藤愛子さんの小説、エッセイの中から項目に添った文を抜粋した本になっています。

抜粋した本のタイトルが書かれていて、それを見ると今まで読んだ本ばかりでしたが、見事にどの話も忘れていました。
だけど、多分、その時読んで思ったのは共感できるな、とか好感がもてるものだったように思います。
今回この本を読み終わって感じたのもその通りでした。

そして、佐藤愛子さんは私の先を歩いている方だと思いました。
もちろん、人生の先輩なのだからその通り、当たり前のことですが、ただ年上の人で色んな事を書かれていても腑に落ちない・・・というものがほとんど。
だけど、この本に書かれていることは共感できるものも、私の考えとは違うな・・・というものも何となく腑に落ちてしまう。
これはこの本に書かれている言葉によると、私の「波動」が佐藤愛子さんの「波動」に共鳴できるからじゃないかと思います。

例えば、「何故人を殺してはいけないのか」という質問に対して。
以前、そんな質問をされた事がありますが、それに対する答えが私がその時答えたものと全く同じで「わぁ!」となりました。

こういう本は読んだ時の心理状況とか、年代によって響くものが変ってきますが、私が今回印象に残った話は死後の話について。
以前はこういうのは眉唾ものだと思ってうさんくさい・・・と読み飛ばしていたものが、へそくりの行方が気になるというそんなささいな事でも成仏できない霊がいる、霊という存在について、死後人はどうなるのか、という話が印象的でした。
そういうのがある、ないに関わらず、執着やら思いを残したくないものだ、そういう生き方をしたいと思いました。
また、「神に願い事をしてはならない」という言葉も興味深かった。
神様というのはそこに存在しているだけ。だから感謝の念を送るだけでよいのだと。
その感謝こそが先に書いた「波動」を上げることなのだ、とあり、「ああ、そうだな・・・」と素直に思いました。

レビュー投稿日
2017年8月29日
読了日
2017年8月29日
本棚登録日
2017年8月29日
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