キレる私をやめたい ~夫をグーで殴る妻をやめるまで~ (バンブーエッセイセレクション)

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本棚登録 : 312
レビュー : 42
著者 :
katatumuruさん 生きるヒントをくれる本   読み終わった 

普段は穏やかな性格なのに、キレるとダンナさんに暴力までふるってしまうくらいキレまくる。
そんな作者のキレている最中の話、そこから再生し、今はもうキレなくなるまでを描いたマンガ。

絵は全くキレイではないですが、却ってその方が伝わってくるものがありました。
人の感情を絵で表すのが上手だと思います。
絵を見ただけで今この人、どんななんだか、作者から見た人物の存在の大きさや内面の嫌らしさとかが伝わってきます。

作者が手がつけられないくらいにキレるようになった原因は主に母親。
その事は別のマンガに描かれているようで、それも読んでみたいと思いました。

作者がキレるのを何とかしたいと真剣に思ったのは子供ができたから。
そこから自分が何故キレるのか、どうやったらキレなくなるのかを試行錯誤、色々な本を読んだり、カウンセリングに通ったりしています。
そしてたどり着いたのがゲシュタルト療法。

ここでは「いまここ」にいるという意識やキレる原因を作った頃の事を思いだし、体の感覚を再現、母親になりきったりしています。
そして、35歳の現在はもうほとんどキレる事はなくなったのだとか。

まだ若いうちに自分がこのままではいけないんだって気づいて自分を見つめ直し、色々してみた、35歳でキレなくなった、というのは本当に良かったと思います。
作者はすごく勇気があるし、頭のいい人だな・・・と思いました。
あとダンナさんがいたのも大きい。
最も身近な人がちゃんとした人だというのが本当に大きいと思う。
ダンナさんはなぜ作者がキレるのか分かってないけど、それでも一緒にいたいと思って、何とか理解しようと思ってるし、暴力もここまでならいいよ、と言ってくれている。
そんな人が側にいるのといないのでは全く違うと思う。

あと「キレる」という周囲に「自分は怒ってるんだ!」っていう表現ができるのはまだいいのかもしれない。
私は怒りのスイッチが入っても抑え込むし、キレる時も暴力をふるったり奇声を上げるほどはできないから。
せいぜい何時間も泣くか逃げる程度。
だから今だに、色んな思いがたまっていく一方なのかな・・・と思う。

ここで書かれているゲシュタルト療法ですが、私も何度か試みた事がありますが、その頃の事を思いだしてつらくてしんどい、で終わってしまい、効果はありませんでした。
でも、ここに書いてある「いまここ」の意識、今目の前に何があるか、とか、自分の体に意識をもっていって今に意識を返すというのはやってみようと思いました。

レビュー投稿日
2017年7月14日
読了日
2017年7月14日
本棚登録日
2017年7月14日
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