心屋仁之助のそれもすべて、神さまのはからい。: どんなときも、人生を笑ってみる (王様文庫 B 123-8)

著者 :
  • 三笠書房 (2017年1月30日発売)
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本棚登録 : 109
感想 : 4
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何気に本屋で見つけてパラパラ~ッと内容を見た所、目にとまった所がきになって思わず買ってしまいました。
この人の本はいつもこんな調子で買わされてしまいます(^^;
また同じような本、書いてる・・・と思いながら見てしまうと、独自のユニークな切り口に惹かれてしまう。
どれだけ多くの引き出しを持っているのか、そして、それを上手に小出しにしているのか、と思います。

私が惹かれたのは、「悪意のある人」と「悪意のない人」という話。
「悪意のある人」2人と「悪意のない人」1人が会話をする。
そうすると、悪意のある2人は自分たちにしか分からないマニアックな会話をする。
何故こんな意地悪な事をするのか、それはこの2人が「早く大人になりたかった人」だから。

これは自分のされた事でもあり、してきた事でもあるな・・・と思いました。
それなら私はされた時はその人たちよりは悪意がないのかもしれないし、する時は周囲よりも悪意がある人という事なのかも・・・。
じゃあ、どうすればいいか、というと「早く大人になりたかった人」は「わがまま」を思う存分、出していくこと。
「嫌われる覚悟」をもって。

また、この本では最初に人間には2つの人種がいる、とあります。
それは、
空気が読めて、理解力もあり、理論的。表現力もあって、多くのことを同時にこなせ、処理能力も高い有能タイプと、
天然で癒し系、表現がストレートで、何でも素直に受け取る天然タイプ。

自分がどちらかを判断するには、
・難しい話をされたり、まくしたてられたりすると、心の中にシャッターが下りてしまう
・思考がすぐにどこかに飛んでいってしまう
・説明を受けたり怒られたりしている最中、うわの空になって他のことを考えてしまう

この3つのどれか一つでも当てはまれば天然タイプだそう。
それでいうと私は天然タイプだけど、どう考えても私は有能タイプだし、周囲からもそう見られてます。
大体人間をたった2つに分けられる?
大体私天然タイプが苦手やし、嫌いやし。
そんな事を思いながら読んでいると、その思いを先読みしたような事も書かれてました。

つまり、そういう事を言う人は「後者=天然タイプ」だというんです。
それなら、私は実は天然タイプなのに、そうできないから天然な人間にイライラするのかもな・・・と思いました。

内容と関係ないですが、この本、買おうかと思って値段を見た時に一瞬「えっ!」となりました。
720円。
文庫本もそんな値段で売るようになったんだな・・・。
巻末には付録として、猫の刺繍ワッペンがついてます。
もしかしたらその値段?
正直、それいらないから500円代で文庫本は買いたいな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 生きるヒントをくれる本
感想投稿日 : 2017年2月19日
読了日 : 2017年3月16日
本棚登録日 : 2017年2月19日

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