廃墟のなかのロシア

  • 草思社 (2000年10月1日発売)
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>ある社会がいかに不健全かは言論を司る文化人が民衆の不安や苦しみ、気持ちからいかに離れているかによって判断できる
これがなくなるとひたすら極端な方向に走り出す

>彼らによれば我が王朝はフリーメーソンとは何も関わりがなく、支配層には誤りはなかった。あらゆる事件の犯人はシオニズムでありユダヤ人と名指しされる

>両陣営はいがみ合いを繰り返すばかりで困難な未来を十分に考慮した控えめではあっても真っ当な意見を述べることなどおよそできなかった。真の問題はそっちのけだった。燃え盛る両極の間には死の戦場が広がりどんなに魅力ある真面目な提案でもそこに持ち込む気持ちはとても起こらなかった

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: political
感想投稿日 : 2017年8月2日
読了日 : 2017年8月2日
本棚登録日 : 2017年8月2日

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