君は、世界を迎え撃つ準備ができているか?

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著者 :
katohirokiさん    読み終わった 

勉強に加えて、スポーツ、チャリティー、音楽芸術にも取り組む。これらの活動を忙しく行いながら、時間管理術を身につけ、自分のスタイルや長所を見つけていくのだ。強烈な詰め込み教育の中で初めて、真の個性や創造性やリーダーシップが獲得できる。グローバル企業や世界各国の政府の幹部はこういう教育を身につけた連中ばかりである。

〈1〉まず人の10倍(10回)は考えろ。粘り強く考えろ
〈2〉考える材料である知識をつけよ。知らないことは恥ずかしいと思え
〈3〉知識の中でも、カギとなる数字は正確に記憶せよ
〈4〉考えるフレームワークを体得せよ

空気を読んで、何も自分で決めず、責任も取らず、結束しているつもりで待っていても、どこからか助けが来るようなことはない。自らがムラ社会の中で殺してきた、「自立・責任・決断」をやっていかないといけない。バラバラにされた一人一人が厳しい世界と対峙せざるを得ないのだ。

この統一ロシアは、プーチンの長期政権を実現させるために、自民党をモデルに設計された政党だ。彼らは「50年以上も政権に君臨してきた自民党が選挙で負けた」ということに大きな危機感を持ち、その要因を非常に知りたがっていたのだ。
私は「国民より党や派閥を重視した印象を残してきたこと」が敗因だと説明した。
プーチンはそれを受け、地元サンクトペテルブルグで初めて開催した党大会で「我々は党のために政治をしない。そんな政党ならなくしてしまったほうがいい。我々は国民のためにあるのだ」と会場がびっくりするような演説をして大喝采を浴びていた。

直感とは、何も考えずに判断するのではなく、自らに蓄積したあらゆる経験から判断材料を引き出し、それを瞬時に使って結論を出すことだ。

議論の中で、エールやハーバードの教授たちが指摘したポイントが、彼ららしくてとても考えさせられた。
彼らはこう指摘した。
「日本を初め東アジアの儒教文化の中では、先輩研究者の研究の欠陥を突いたりケチをつけたりといったことができないのではないか?先輩や師匠の研究成果に面と向かってチャレンジできないから、イノベーションが起こりにくいのではないか?」

ある日、お父さんと二人きりでドライブする機会があった。そこで私を親身に心配してくれたお父さんが優しく厳しい内容の話をしてくれた。
「君はまだ若い。君が活躍する頃、世界はもっと繋がっていく。ヨーロッパだって言われているように統合されるかもしれない。そこで使われる言葉は英語だ。欧州に比べてアメリカの力がますます増してくることになるが、この流れは変えられない。君の英語力ではこれからの時代、世界で活躍できない。スイスみたいな小国は仕方がないが、日本のような大国でも英語でビジネスをやるようになる。若いうちに英語はもっと勉強しておきなさい」

「人生は短いと嘆く人間は多いが、それは、その人が短くしているからだ」とセネカは言い切る。「無意味なことにかまけていると、人生などあっという間に過ぎ去ってしまう、自分自身と向き合おうともしないで、年老いてから、まっとうな生き方をしようとしても手遅れなのだ」と辛らつだ。

レビュー投稿日
2012年12月19日
読了日
2012年12月19日
本棚登録日
2012年12月19日
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