渚と澪と舵: わが愛の航海記 (文春文庫 き 2-8)

著者 :
  • 文藝春秋 (1997年8月1日発売)
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本棚登録 : 87
感想 : 9
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眠れぬ夜に重宝した一冊。

漫画『オリベ』(南Q太)で、オリベが読んでいたこの本をどうしても読みたくなって、アマゾンにて数十円単位で購入。

この本を読んでる間は、アメリカにもロシアにもヴェトナムにも行けた。

本書は実話であり、航海をしながら子ども・両親・知人に宛てた手紙で構成されている。
こんな手紙よく子どもに書くもんだと呆れる内容も多々あり。
母としての強さ、時に父としての強さをも兼ね備え、勇敢なことこの上ない。
が、同時に女であることを存分に謳歌する生き方には言葉がない。
他人と自分に嘘のつけない魅力のある女性。
ここまで爽快に生きれるのは立派だし、おもしろい。

事実は小説を超える。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 伝記
感想投稿日 : 2011年3月5日
読了日 : 2009年9月14日
本棚登録日 : 2011年3月5日

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