客観的というより、著者の若冲大好きメガネ感がこぼれ落ちており、おもしろく読めた。
文中に図を参照したいものがたくさん出てきたが・近くにその指示する図がなく、都度パラパラ探した。図番号だけでなく、掲載ページも記してくださると、より良かった。
型をベースに個性を開かせる江戸文化。
→あきたらぬ人々が「奇」を求め始める。
若冲は当時からもてはやされていたにもかかわらず、本質は理解されていないと思っていた。
勉強嫌い、字はへた、技芸で身につけたものは無い堅物。ただ、絵だけはずっと描き続けていた。
23歳で、父親が死去、家業の青物問屋を継ぐ
大典顕常との交流。禅への傾倒。
狩野派・土佐派に学んだのち、中国の絵画に関心を持つ。
仏教「自然界のすべてのものに生命がやどる」
→若冲の全てに均等に力を注いだ画風。
P 105「若冲は、数万本とも思われる鶏の羽毛の筋一本一本を、全て一筆書きで描いていたのです。」
←自分は、ハッキリと意を掴めず。羽毛を途切れることなく一本の線で描いた?一本一本、羽毛を描いていった?羽毛の筋を私が理解していない?
後日、機会があれば確認すること。
墜落のモチーフ。
ハートとオバケは、もっと大きな画集か展覧会で見てみよう。うんうん!と思うか、いやいや!と思うか。
西洋の絵が中国の絵に影響を与え、その中国の絵が日本の絵に影響を与え、その日本の絵が西洋の絵に影響を与える。
巡りめぐっている。
錦市場のトラブルに町役人(年寄役)として、粘り強く奉行所などと交渉した。
→社会人としての顔。
モザイク画。
→西陣織がヒント?
フラクタル。
→科学の視点。
「千載具眼の徒を待つ」
天明の大火で全てを失った若冲は、生活のために筆をとるようになった。73歳。
「米斗翁」
京都・若冲詣でをしたい!
- 感想投稿日 : 2020年8月17日
- 読了日 : 2020年8月18日
- 本棚登録日 : 2020年8月18日
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