天地明察(上) (角川文庫)

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本棚登録 : 7673
レビュー : 776
著者 :
katsuyaさん  未設定  読み終わった 

実に清々しい小説。読み終わって気持ちいいい。内容は、徳川4代将軍の時代に新たな日本オリジナルの暦作りに奔走する若者の奮闘記。同年代の数学の天才である関孝和に刺激を受けながら、保科正之や水戸光圀などの庇護を受け、20年の歳月を掛けて暦を完成させる。測量技術も地図も時計もない時代に、星や太陽、月の動きだけで正確な暦を作る大事業。必ずしも順調ではなく失敗も多いが、なぜ次に期待してしまうし、応援したくなるのは、主人公が若く一途だからか。また人間の力だけで天を相手にしようとする無謀さにも共感するからか。新しい暦の完成を確認したころには40代半ばとなっていて、若者の頃にはなかったしたたかさと知略を用いる場面がある。こういうところも、共感できて、とても良い本。

レビュー投稿日
2019年5月12日
読了日
2019年5月12日
本棚登録日
2019年1月20日
4
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