若い読者のための第三のチンパンジー (草思社文庫)

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レビュー : 16
katsuyaさん  未設定  読み終わった 

ジャレド・ダイアモンド博士版の「サピエンス全史」で氏の専門分野である生物学や文化人類学、歴史学などの観点で人間の歩んできた道を俯瞰できる。また、人間と動物、人間とチンパンジーの違いについて考えることで、人間の未来についても考えさせられる。人間とチンパンジーは遺伝子的には98.6%まで一致している。にも関わらず、動物実験でチンパンジーに薬物を投与することは禁止されない。捕鯨とどっちが酷いのか。仲間殺しや自ら生息する環境を破壊するのは人間だけでなく他の動物にも見られる。とすると、このDNAに書き込まれた天性を放棄あるいは抑制するのはむしろ困難で、人類の未来は暗いのか。この本が若い読者のためのとあるのは、本書に描かれている人間の本性を学ぶことで、未来を変えようとするきっかけになればという願いらしい。若い人だけでなく、みんなにおすすめです。

レビュー投稿日
2019年1月24日
読了日
2019年1月24日
本棚登録日
2018年2月10日
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