基本であるところの原子とは何か?とかいう話を、物理学の基本から説明する。e=mc^2の証明がさらっと出てきたりする。数式の変形はほぼ微分くらいまで。それでぐいぐいとほらこういうことですよねとすすむ。その中で、エレクトリックってそもそも琥珀って意味ですよとかいう教養が出てきたりする。こんな授業が30−40名の前で実現していて、それを書き起こす人たちがいて、本にする人たちがいるわけ。実は、磁力の発見だかなんだかっていうこのひとの本は途中で脱落した気がするんだけど、この本は非常に読み進める敷居が低かった。物理の歴史なのに!で最終的には、原子力についての話になるんだけど、読み進めていくうちに、その桁違いのエネルギーの意味がわかってくる。すべての理系の人が読むべき本。文系でもいけるかも。
読書状況:読み終わった
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評論
- 感想投稿日 : 2018年2月9日
- 読了日 : 2018年2月9日
- 本棚登録日 : 2018年2月9日
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