村上春樹の読者相談サイトと一緒に読んでるんだけど、これがシンクロニシティな感じなんだよな。村上春樹の小説は音楽的で、音楽的というのが何を意味しているか?というと、根拠が前に鳴っていた音だけであるということ。小説として記されている文字の羅列が小説の構成要素で、それは、始まりをきちんと深く深く考えていけば自然と流れ出るもので、必要とされる技術は観察であるということ。これらは、集団的な無意識につながるようなことであるということ。みたいなことを村上さんが言ってるんだけど、その話と綿矢りさ、樋口一葉の比較をしてOSが違うって論評するあたりがとても近く感じまました。ブーバキキみたいな話だったり、濁音製品名みたいな話だったりもつながるんだけど。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
評論
- 感想投稿日 : 2015年2月15日
- 読了日 : 2015年2月14日
- 本棚登録日 : 2015年2月14日
みんなの感想をみる