小倉昌男 祈りと経営: ヤマト「宅急便の父」が闘っていたもの

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レビュー : 63
著者 :
kawabatatさん  未設定  読み終わった 

ヤマト運輸「宅急便」生みの親、小倉昌男さん。伝説の名経営者にして、スワンベーカリーなど福祉に経営の視点を持ち込んだほか、数々の国の規制と闘ってこられた足跡は、自著「経営学」「経営はロマンだ」「福祉に経営を」に詳しく語られています。
本書は、そこでは語られなかったもうひとつの小倉昌男さんに迫るノンフィクション。
なぜ彼は経営の第一線から引かれた後、障がい者福祉の道に入ったのか。なぜ何度も妻とともに北海道を訪れたのか。どうして不治の病を得て娘家族の住むアメリカに渡ったのか。

筆者はこうした疑問に答えるべく、関係者一人ひとりに丁寧にインタビューを重ね、もう一人の小倉さんに迫っていきます。
そこで語られたのは、宅急便という全く新しいビジネスを作り上げ、国の規制と闘ってきた経営者とは全く違う、家族の問題を抱えた一人の男の物語でした。

巻末近くで触れられる、キリスト者の言葉(彼はカトリックに帰依されていました)に彼の人生が集約されています。

ニーバーの祈り
「神よ、変えることができるものについて、それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受け容れるだけの冷静さを与えたまえ。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを識別する智恵を与えたまえ」

新しい仕事について一月あまり。いまだ模索の日々ですが、勇気と冷静さを胸に、一つひとつ仕事に向き合いたいと思います。

レビュー投稿日
2019年6月1日
読了日
2019年6月1日
本棚登録日
2019年6月1日
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