稲盛和夫「仕事は楽しく」

著者 :
  • 小学館 (2013年9月19日発売)
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感想 : 10
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稲盛さんが嫌いなのであえて読んでみた。

フィロソフィを作ったこと、頭で理解するのと実践できるのは全く異なる。それを社員一人一人に徹底していけば必ず目標は実現する、という趣旨は概ね同意。
たぶんすごい人なんやと思うけど、校長先生の話を聞いているような、全然実感として入ってこない感じがずっと続いた。

ただ再生後と言っても3万2000人の社員が全員同じ方向を向いているというのは、仮に企業として強かったとしても気持ち悪いと思うし、僕みたいに斜に構えた社員が絶対にいて、その人達はきっとつらい思いをしているのだろう。
そんな人達の幸せを許さないようなやり方は、僕は到底認められないなぁと思います。

あと「適切な対価を要求すること」と「お金が全てではないと思うこと」は相反しないと思います。
お金が払えないことへの反論が薄い。

インタビュー本じゃなくて本人著作を読んだほうがよかったのかな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年4月23日
読了日 : 2014年4月23日
本棚登録日 : 2014年4月23日

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