([お]5-2)喋々喃々 (ポプラ文庫)

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本棚登録 : 1992
レビュー : 295
著者 :
kikiさん  未設定  読み終わった 

最初から最後までずーっと、せつなかった。

現実と幻想が あや織りになったようなストーリィ。
ここは、きっと主人公の女性の願望…
きっと、ここまでがものがたりの現実…
そう思いながら、読了してしまった。

文章には書かれていない、
行間から滲む 寂しさ、
そして罪悪感。

吸いこまれるように美容室に入って
切れるだけ髪を切り
毎日をわざと忙しく過ごし
綺麗な夕暮れにあっても
一緒に見たいと思わないように、する。
少しずつ、好きな人とのことを
なかったことにして、
ぜんぶ、夢だったと自分に思い込ませる…。

そんな恋は、しない方が幸せかもしれない。
なのに 自分ではどうすることもできず
魅かれてしまう、そんな切なさ。

最後の初春は、彼女の見た夢だと思う…。
物語の現実はきっと「お別れ」で
終わっている。

レビュー投稿日
2014年10月7日
読了日
2014年10月7日
本棚登録日
2014年10月7日
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