櫛挽道守 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (2016年11月18日発売)
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感想 : 40
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この時代(幕末の木曽街道)に
「一人の職人」として生きることを
貫いた一人の女性が描かれる

少し前に観た
16世紀のベネチアを舞台とする
実在した高級娼婦「ベロニカ」をモデルとした映画の
主人公に重ね合わせてしまった

もちろん
時代も、お国柄も、設定も
なにもかも違うのだけれど
一人の女性が一人の人間として
生きていくことを選んだがゆえに
その当時の社会通念と闘うことになり
その当時としては革新的な生き方に
なってしまうという共通点に
思えてしまった

もし映画で撮るなら
モノクロの映像で
今村昌平監督タッチが似合うのでしょう

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文芸 か行 の作家
感想投稿日 : 2020年6月24日
読了日 : 2020年6月24日
本棚登録日 : 2020年6月24日

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