カブキの日 (新潮文庫 こ 26-2)

  • 新潮社 (2002年6月1日発売)
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本棚登録 : 91
感想 : 14
5

見えるはずのない 阿国踊り が
見えてくる
聞こえるはずのない 下座の囃子が
聞こえてくる
そこ(世界座)にいないのに
その桟敷席の片隅で一部始終を見ているような
その臨場感がすばらしい

私たち(日本人)の中に流れている
カブキの文化を愉しむDNAを
引き出してもらったような気がする

歌舞伎のことが よくわかっている人は
むろんのこと
歌舞伎を 全く見たことのない人も
充分 楽しめる
極上のエンターティメントですね

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文芸 か行 の作家
感想投稿日 : 2015年1月8日
読了日 : 2015年1月8日
本棚登録日 : 2015年1月8日

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