一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)

4.09
  • (743)
  • (742)
  • (388)
  • (58)
  • (19)
本棚登録 : 7277
レビュー : 740
制作 : 高橋和久 
kaze229さん 文芸 さ行 の作家   読み終わった 

どこからか金木犀の香が漂ってくる
ある秋の日に読み始めた

書かれている状況が
あまりにつらくて、何度か本を閉じて
ちょっと(頭の中の)口直しの為にかなり軽い目のエッセイを読んでいたりした

そして
読み終えた日は
空一面に秋のうろこ雲が広がっている
それこそ ニッポンの秋日和の休日だった

もし 冬の寒々とした氷雨の降りしきる日に
読んでいたら ちょっと辛さを通り越して
手が出なかったかもしれない

「平和省は戦争を遂行し
 真理省は噓をつき
 愛情省は党の脅威になりそうな人物を片っ端から拷問し殺していく」

読めば読むほど
こんな国を作りたがっている
現代のこの国の未来の話ではないか
と思ってしまった

ディストピアは想像の産物として
妄想のままであって欲しい

レビュー投稿日
2016年10月15日
読了日
2016年10月15日
本棚登録日
2016年10月15日
3
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文...』のレビューをもっとみる

『一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)』のレビューへのコメント

まだコメントはありません。

コメントをする場合は、ログインしてください。

再読情報 [1回]

  • 2017年1月28日

    こんな国であって欲しい
    こんな世の中であって欲しい
    そんな一冊を次の人に手渡していきたい
    そして、世の中に広めていきたい
    そして、そんな世界を
    その一冊の本から広げていきたい

    それと同じくらい
    こんな国は絶対に嫌だ
    こんな世の中は絶対に嫌だ
    そんな一冊も次の人に手渡していきたい
    そして、世の中に広めていきたい
    そして、そんな世界は
    その一冊の本の中に閉じ込めておきたい

いいね!してくれた人

ツイートする