流星ワゴン (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2005年2月15日発売)
3.82
  • (2407)
  • (3294)
  • (3244)
  • (330)
  • (48)
本棚登録 : 23730
感想 : 2541
5

ラストでは胸が一杯になった。予測はついていたが。
カズ、チュウさん、橋本さん、健太くん、広樹くんにいとしささえ感じる。美代子はちょっとわからないが。
あなたが魔法を信じるなら、もしかしたら橋本さんに出会うかもしれない。最低の現実にうんざりして、もう死んだっていいやって思っているとき、不意に目の前にワインカラーのオデッセイが現れたら、それが橋本さんの車だ。・・そして連れていってもらえばいい。あなたにとって大切な場所に。って、読者に(私に)問いかけているようだ。その時の気持ちに向き合ってみようというんですね。
思い通りにならないのは現実・・だから受け容れる(受け容れれるのであれば)、認める、と訴えてくる。そういうことだな、と心打たれました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年5月25日
読了日 : -
本棚登録日 : 2020年5月24日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする