マンガでよくわかる 教える技術

著者 :
  • かんき出版 (2015年1月19日発売)
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本棚登録 : 1150
感想 : 114
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以前読んだことある内容ではありましたが、
漫画版が出たということもあり、改めて手に取ってみた。

やはり行動の見える化するということが重要だということを
改めて確信出来た内容であった。
ただ、注意すべき点は、正しい行動にフォーカスを当てて、
行動の見える化を実践し、フィードバックを与えること。

目的を明確にして計測、計測結果をフォローすることで、
自発的に行動出来るような仕組みを作り上げることが
何よりも大切だと感じました。

【勉強になったこと】
・「教える」とは、相手から"望ましい行動"を引き出す行為

・成果を出している人は成果の出る行動をしている。
 だから、着目すべきは優秀な社員の仕事ぶりである。
 何が効果的かを考える前に、まずは観察。

・中途社員へ教える際のポイント
 ①「知っていること/知らないこと」
  「できること/できないこと」を割り出す
 ②劣後順位を徹底する
 ③相談相手としてさまざまな場面で意見を求める

・「わかりました!」には以下の可能性があることを押さえること。
 ①分かりませんとただ言いづらいから言っているだけ
 ②間違った解釈をしている
 ③そもそも自分が分かったか理解していない
 上記を確認するために、復唱させることは効果的。

・行動は出来るだけ具体的に伝えること
 MORSの法則に沿っているかを必ず確認すること
  Measured:計測できること
  Observable:観察できること
  Reliable:誰がみても理解できること
  Specific:何をするか明確になっていること

・優秀なリーダーに共通していることは、
 部下に何かを教えたり、指示を出したりするとき、
 決して欲張らないこと。
 一度に伝えるのは、"具体的な行動"3つまで。

・人は望ましい結果が出たら、それを繰り返す傾向にある

・視覚的に状況を伝えることが重要。
 その際に見える化する内容は結果ではなく、行動。
 つまり営業受注件数ではなく、結果に繋がる行動の数を
 見える化することが重要。
 全てを観察することが困難な内容であれば、
 メンバーに入力してもらうことが大切。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: マネジメント
感想投稿日 : 2015年2月8日
読了日 : 2015年2月8日
本棚登録日 : 2015年2月8日

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