日本企業の社員は、なぜこんなにもモチベーションが低いのか?

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レビュー : 25
かずさん ビジネス書(経営戦略)   読み終わった 

ホワイトカラーの生産性が他国と比べて低いとの話から、
そもそも何が問題なのか?を考えるにあたり、手に取った本。

モチベーションが関係するのでは?と感じていたところもあり、
内容には非常に共感を持てることが多く書かれていた。

自分もやってしまっていることだが、
最初に目的を説明して後は定期的にフォローするといった、
OJT的なフォローが社員の能力向上に繋がると思っていたが、
海外を見てみるとそんなことはなく、
最初に具体的な目的、ゴール、進めるにあたっての制約等を
きちんと説明した後は、よっぽどのことが無い限りお任せ状態としているらしい。

一見冷たいようにも見えるが結果的にそれが上手くいく形となり、
経験したメンバーの能力向上はもちろん、
マネジメント層の負荷が下がることに繋がり、
業務時間の削減=生産性向上を実現しているとのこと。

とはいえ、海外に比べて日本人??は、
まだまだ自分の考えを持って仕事に取り組む人が少ない。
例えば、分からないことに対して考えるといった行動が少ない。
そのため、言われた通りにしか動けない人が多く、
安心して任せられないという悪循環が起きているのも事実。

このような悪循環を断ち切るためにも、
あえて出来なくてもお任せする!っていう割切も大切?
かもしれない。

色々試しつつって感じなのかな。

【勉強になったこと】
・社員のエンゲージメントとは、社員の企業に対する関与の度合いと、
 仕事に対する感情的なつながりを表現するもの。
 エンゲージメントの高い社員は、仕事に対するやる気が
 非常に高い。

・エンゲージメントの向上の一例として、
 キャリアパスの自己設計がある。
 キャリアパスは与えられるものではなく、
 自分で決めて逆に提案していくことが大切である。

・日本は総じて勤務時間が長い。
 この理由の1つとして、定期的な人事異動がある。
 人事異動後の引き継ぎも上手く行かないことが多く、
 異動直後は何をやったらよいか分からないといった
 現象に陥ってしまうことがある。

・長時間勤務を削減する方法として、
 働かない時間帯を先に決めてしまう方法がある。
 スケジュール上、早い段階で休暇を埋めてしまう人は
 生産性が高い可能性がある。

・社員のエンゲージメントを上げる方法として、
 マイクロマネジメントを止めることである。
 基本はお任せするといったスタンスのほうが、
 信頼しているということにも繋がり、
 自発的に社員が自分で判断し仕事を進めていくことが
 期待される。

・生産性の研究によると、2〜4時間仕事に集中したあと、
 自転車に乗ったり泳いだりといった長い休憩を取ってから
 再び2〜3時間集中して働くことが、人々の生産性向上に
 一番成果がある。

・エンゲージメント実現にあたっては、
 マネージャー、社員双方で歩み寄りが必要。
 つまり、マネージャーは社員に責任を与え、
 社員は進んでそれを受け取る必要がある。

・日本のマネージャーにも問題がある。
 例えば、ソフトスキルを考慮しないマネージャーが立つと、
 ほとんどの場合組織は上手く回らない。

・リーダーシップに必要な5つのスキル
 協力、共感、反応性、回復力、革新

レビュー投稿日
2015年2月23日
読了日
2015年2月23日
本棚登録日
2015年2月23日
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