魔術はささやく

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本棚登録 : 138
レビュー : 11
著者 :
小川かずほさん 単行本   読み終わった 

学生時代に読んだ時と今とでは、微妙に読後感に差異がありました。
それは単純に2つのこと。
「催眠術というトリック」と、「守の最後の行動」について。

事故に見せかけた若い女性の連続殺人事件。
魔術のなしえる業であるかのようなそのトリックは、
実は”催眠術”によるものだったのですが。
今読むと、確かに無理があるように感じてしまうのは、
ミステリー小説をいくつも読んできた経験値からくる、
良い意味でも悪い意味でも先入観のような、
意識によるところなのかもしれません。
(催眠術殺人を、別に否定しているわけではないので。)

そして最後の守の行動。吉武をどうするのか―裁くのか―、
彼の判断に見せる正義感は、
宮部作品の、ある意味清々しい魅力の一つだと思います。

それにしても、20年以上も昔の作品とは思えない、
今読んでも十分に面白いということは…
恐るべし宮部みゆき!

アールデコマスクの表紙のハードカバー、かなり日焼けしてます(笑)

レビュー投稿日
2013年3月24日
読了日
2013年3月24日
本棚登録日
2013年3月24日
2
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