図書館で読んでない宇江佐さんの作品を借りる。江戸日本橋が舞台の人情時代長編。後添えの八重は幼馴染だった錺職人の夫が急逝し生さぬ仲の子供達に家を追い出された。実の親子のように仲のいい末娘のおみちと日本橋に引っ越したが、向かいには岡っ引きも手を焼く猛女お熊が住んでいたからたまらない。しかも、この鼻摘まみ者の息子におみちがほの字の様子。やがて、自分たちを追い出した長男夫婦が金の無心に現われる。健気に暮らす母娘を中心に江戸情景・人情豊かに描く作品だが、終盤方向性があやふやになり困惑?名作にならず残念。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
宇江佐真理
- 感想投稿日 : 2013年10月13日
- 読了日 : 2013年10月3日
- 本棚登録日 : 2013年10月13日
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