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家康の遺策: 関東郡代記録に止めず (幻冬舎時代小説文庫 う 8-1)
- 上田秀人
- 幻冬舎 / 2011年2月9日発売
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森長可: 信長も一目置いた若き猛将「鬼武蔵」 (PHP文庫 た 66-1)
- 谷口研語
- PHP研究所 / 2006年4月1日発売
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物語が始まるのが本能寺の変直後。ここから森長可の小説を書くなんて結構チャレンジだなと思いました。それでもなかなかうまく構成されていて、楽しめます。長可の遺言状から創造された鬼武蔵の心中により、戦国の悲惨さがわかります。
2010.08.17読了
2010年8月17日
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天空の陣風(はやて)
- 宮本昌孝
- 祥伝社 / 2010年3月11日発売
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架空の人物である「陣借り平助」こと魔羅賀平助を主人公に、戦国期の馴染み深い武将の陣を次々に借りて活躍するお話。強さと優しさを持つヒーロー平助の生きざまと各武将の知られざる貌が見れるのも面白いです。平助の自由奔放な生き方が、管理社会に生きる我々が憧れ、共鳴するため楽しめるのでしょうか。
2010.08.13読了
2010年8月13日
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本多正信: 家康に天下をとらせた男 (PHP文庫 ナ 13-1)
- 中村整史朗
- PHP研究所 / 1995年10月1日発売
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徳川幕府の創業期の功臣である本多正信を中心に、最後にちょっと本多正純の失脚話を書いた本。家康の参謀であり、主従を超えた得意な絆で結ばれた二人の関係が読み取れる内容です。
2010.08.09読了
2010年8月9日
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上杉景勝: 越後の雄としての誇りに生きた名将 (PHP文庫 ほ 2-7)
- 星亮一
- PHP研究所 / 2003年1月1日発売
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上杉景勝を主人公にした本。景勝といえば直江兼続なしでは語れないので、かなり登場するのはやむをえない。それでも、結構景勝に焦点を当てて書かれている本です。
2010.08.03読了
2010年8月3日
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小説織田有楽斎 (学研M文庫 か 15-3)
- 菅靖匡
- 学研プラス / 2010年6月8日発売
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織田有楽斎の生涯を描いた本。武将としての資質に欠け、茶の湯へ傾倒していく様が、地元言葉で書かれています。内容は面白いけど、ちょっと読みにくいかな。
2010.07.25読了
2010年7月23日
北条早雲の愛弟子であり、軍配者として足利学校で学んだ風摩小太郎が主人公。若き日の山本勘助や、宿敵・扇谷上杉家の曾我冬之助など、同じ足利学校でのライバルとの関係が面白く、小太郎の純粋さが引き立ちます。ただ最後の終わり方に若干違和感がありました。続きがあるのかな?
2010.07.16読了
2010年7月16日
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武田家滅亡 (角川文庫 い 69-1)
- 伊東潤
- 角川書店(角川グループパブリッシング) / 2009年12月25日発売
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武田勝頼の時代から武田家滅亡までの過程を、リアルに活写した作品。物語は北条氏康の娘・桂姫の輿入れから始まり、佞奸の臣・長坂釣閑の屈折した心情を交え、徐々に後戻りできない状況に陥り滅亡するという展開。そこに忠臣・小宮山内膳と裏切り者・辻弥兵衛、片切監物、宮下帯刀父子などの脇役たちも、作品に躍動感を与えています。
2010.07.09読了
2010年7月9日
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直江兼続 (学研M文庫)
- 江宮隆之
- 学習研究社 / 2004年11月10日発売
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上杉謙信の直弟子として「義」を重んじた直江兼続の生涯を描いた本。直江家を残すことなく潰した兼続の心情は、ある事件をトラウマとしていると結論付ける内容となっている。その兼続の無念の心情をつづっています。
2010.07.02読了
2010年7月2日
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前田利家 (成美文庫 M- 29 物語と史蹟をたずねて)
- 井口朝生
- 成美堂出版 / 1995年9月1日発売
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前田利家の史実をつづりながら、彼に関係する史蹟を紹介する本。まあ、それだけです。
2010.06.28読了
2010年6月28日
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関ヶ原・運命を分けた決断 (PHP文庫 い 13-6)
- 池波正太郎
- PHP研究所 / 2007年6月1日発売
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関ヶ原の戦いを中心とした短編を集めたアンソロジー。その主人公は島津義弘・小早川秀秋・鍋島直茂・直江兼続・宮部長煕・黒田如水。徳川家康と石田三成の主人公となる短編はあえて省き、この時代を決する合戦に向き合った武将たちの運命の決断を、著名作家たちが描いた作品集です。
2010.06.22読了
2010年6月22日
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反逆(下) (講談社文庫 え 1-37)
- 遠藤周作
- 講談社 / 1991年11月5日発売
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織田信長を軸に、上巻は荒木村重が中心で下巻は明智光秀が中心となっている。彼らの反逆に至る心の動きを通して、人間の持つ弱き心や逃げの心を描いている。そして村重の侍臣として登場する架空の人物・竹井藤蔵は、著者の祖先nお一族を登場させているという。
2010.06.16読了
2010年6月16日
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柳生宗矩: 徳川三代を支えた剣と智 (PHP文庫 お 32-2)
- 大島昌宏
- PHP研究所 / 1999年12月1日発売
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柳生宗矩の徳川家康仕官からの一生を描いた本。家康・秀忠・家光の三代に仕え、大名にまで上り詰めた経緯がわかります。基本的にダーティーなイメージや行動で描かれがちな彼を、そのような印象を与えない人物像を作り出していて、面白かったです。
2010.06.04読了
2010年6月4日
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謀将北条早雲 上 (角川文庫 な 10-27)
- 南原幹雄
- KADOKAWA / 2005年12月22日発売
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伊勢新九郎こと北条早雲の生涯を書いた長編、上下二巻です。姉で今川義忠の妻・北川殿との関係や、足利茶々丸との死闘など、なかなか面白い設定を数々駆使していて、最後まで興味深く読めました。
2010.05.31読了
2010年5月31日
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直江兼続 (幻冬舎文庫 H 7-1)
- 羽生道英
- 幻冬舎 / 2001年3月1日発売
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直江兼続を中心として、関ヶ原の戦い前後のエピソードを描いています。直江兼続の話は、全体の半分にも満たないような感じです。ただ、兼続の気骨は伝わってきますね。
2010.05.24読了
2010年5月24日
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粟田口の狂女 (講談社文庫 た 10-9)
- 滝口康彦
- 講談社 / 1989年11月1日発売
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恨みをテーマとした短編集。すべて大坂の陣を舞台として、それぞれの主人公の恨みが、その対極としての美を引き立てている。題材とされているエピソードにも、あまり知られていないものがあり、興味深いものでした。
2010.05.18読了
2010年5月18日
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新装版 戦雲の夢 (講談社文庫)
- 司馬遼太郎
- 講談社 / 2006年5月16日発売
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関ケ原で西軍につき、領国土佐を召し上げられた長曾我部盛親が主人公。おのれの不運と不甲斐なさを恨み、諦め、堕落していく中で立ち直りのきっかけをつかみ、大坂の陣で豊臣方唯一の完勝をおさめるまでのお話。戦国武将には珍しく執着や野望に欠けている人物像に描かれますが、一気に読ませてしまう魅力があります。
2010.05.14読了
2010年5月14日
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伊達成実 (PHP文庫 こ 40-12 大きな字)
- 近衛龍春
- PHP研究所 / 2010年4月1日発売
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伊達家の先陣で家老・伊達成実を主人公とした珍しい本。政宗をライバル視し、また主君としての物足りなさや片倉小十郎を重視することへの妬みなど、様々な思いで展開する成実の生涯がわかります。たぶん、こんな人だったんだろうなぁと納得の一冊。
2010.05.10読了
2010年5月10日
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千世と与一郎の関ヶ原 (100周年書き下ろし)
- 佐藤雅美
- 講談社 / 2009年1月27日発売
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細川忠興の嫡男・忠隆とその妻で前田利家の娘・千世のお話なのですが、さすがにこの二人で一冊を書くのは難しいと思われ、ほとんどが幽斎と忠興などの細川家の人々の話や時代背景に終始します。忠隆や忠興の弟・興元、忠興の次男・興秋などの運命を知るのもいいかもしれません。
2010.04.28読了
2010年4月28日
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最上義光 (人物文庫 な 1-5)
- 永岡慶之助
- 学陽書房 / 2009年11月10日発売
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権力者への阿諛追従との評価を受ける最上義光。最上家の永続を願い、なりふり構わず奔走した彼の謀略と心のうちを描いています。時代背景の説明のため、途中、伊達政宗物語になりつつあったのが残念。
2010.04.21読了
2010年4月21日
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細川幽斎 (学研M文庫 も 2-5)
- 森本繁
- 学研プラス / 2007年8月1日発売
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有識故実の秀でた歌人・細川幽斎の生涯を書いた本。とはいっても、文化面は重視せず、武人として、そして政治家としての幽斎を中心としているところがミソ。義輝・信長・秀吉・家康の時代を生き抜いた、情報戦略としての人物像がわかります。
2010.04.19読了
2010年4月19日
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風神の門(上) (新潮文庫)
- 司馬遼太郎
- 新潮社 / 1987年12月29日発売
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霧隠才蔵を主人公とした本。一般的な真田十勇士とは違った才蔵と猿飛佐助の関係や、個人主義を貫き、金で雇われながら、家来となることは望まず、ひたすらおのれのためにはたらくという才蔵の悲哀が漂うお話です。
2010.04.13読了
2010年4月13日
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悪忍 加藤段蔵無頼伝(双葉文庫) (双葉文庫 か 38-1)
- 海道龍一朗
- 双葉社 / 2009年12月10日発売
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「飛び加藤」こと加藤段蔵が主人公。段蔵が自由奔放で、ユーモラスなキャラクターとして設定され、痛快な忍者小説として楽しめます。終わり方が、続きがありそうな形なのですが、いまだに続編がないので不思議です。
2010.04.05読了
2010年4月5日