名画に隠された「二重の謎」: 印象派が「事件」だった時代 (小学館101ビジュアル新書 23 Art 8)
- 小学館 (2012年12月3日発売)
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マネの「笛吹き」の二つの署名、アングルの「パフォスのヴィーナス」の二本の左腕等、絵の上に見つけたちょっとした痕跡をたどってその謎(意味)を解いていくミステリー仕立ての美術解説書。印象派前後の9人の作家が取り上げられている。いずれの謎解きも鮮やかで素晴らしい。特にセザンヌの「カード遊びをする人々」の画面の解説は、具体的でセザンヌの革新性が良く理解できた。ボナール作品の新しさを鏡により解く章等他の作家達を取り上げた章も楽しめた。図版もすべてカラーで必要な部分が拡大されており充実している。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
美術史
- 感想投稿日 : 2013年2月6日
- 読了日 : 2013年1月31日
- 本棚登録日 : 2013年1月14日
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