虹の西洋美術史 (ちくまプリマー新書)

  • 筑摩書房 (2012年12月1日発売)
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西洋美術で虹を描いた絵画を取り上げ、ギリシャ神話、旧約聖書、新約聖書において虹がを象徴していたもの、17世紀以降の風景画での虹の扱い等数々の興味深いトピックを紹介している。更に、ニュートンが発見した光のスペクトルによる虹の7色説とそれに反対する3色説の争いも面白い。虹が描かれた西洋美術とニュートン以降の光と色彩の科学の歴史だけで本1冊が書けるとは驚いた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 美術史
感想投稿日 : 2013年2月16日
読了日 : 2012年12月30日
本棚登録日 : 2012年12月11日

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