サイバー空間の定義を通して、社会学、文化学の切り口から情報化について論考するという試み。
サブカルやオタクのイメージ強い東浩紀氏はこういうこともやってるんだなという驚き。

2019年6月2日

読書状況 読み終わった [2019年6月2日]

トランス・サイエンス問題 科学に答えることが期待されるが科学だけでは答えることのできない問題。(p25)

サイバー空間の話も少しだけでてくる。

2019年6月2日

読書状況 読み終わった [2019年6月2日]
カテゴリ 安全保障

難しくて手も足も出なかった

読書状況 積読
カテゴリ 基礎・古典

難しくて手も足も出なかった

読書状況 積読
カテゴリ 大学
読書状況 読み終わった [2019年6月2日]

難しい訳だった。

ストレンジは国家中心的で、戦争と平和のみを扱い、外交政策だけに焦点を当て続ける既存の国際関係論研究に対して疑問をなげかける。
そしてパワーの基本構造は1)安全保障を提供するものが持つパワー(安全保障構造)、2)どんな財・サービスがどこでだれによってどんな条件で生産されるかを決定するものが持つパワー(生産構造)、3)他の人々が何を信じるのか、どんな技術的・科学的知識が利用可能なのかをきめたり、影響を与えたりする構造的パワー(知識構造)の4つであるとした。

2019年6月2日

読書状況 読み終わった [2019年6月2日]
カテゴリ 基礎・古典

ハイパーグローバライゼーションと民主主義政治(Democratic politics)と主権国家(Nation State)は共存できない。したがって国際経済には、近い将来の実現可能性を度外視した、3つのシナリオが存在し得る。
①ハイパーグローバライゼーションと民主主義政治を選び、主権国家を捨て、グローバル・ガバナンスを模索する道
②民主主義政治と主権国家を選び、グローバライゼーションを捨て、ブレトン・ウッズ体制の妥協(Bretton Woods compromise)を取る道
③ハイパーグローバライゼーションと主権国家を選び、民主主義政治を捨て、金色の拘束着(Golden Stratjacket)を取る道である。(p201)

2019年6月2日

読書状況 読み終わった [2019年6月2日]
カテゴリ 基礎・古典

英国の政治学者バーナード・クリック(Bernard Crick)は「近代デモクラシー」の11の要件の1つとして「情報の普及」をあげた p91

2019年6月2日

読書状況 読み終わった [2019年6月2日]
カテゴリ 基礎・古典

かつてマイクロソフトの研究所でデジタルデバイドに関する研究を行った、ミシガン大学の外山健太郎もまた、インターネットを構成する技術もこれまでの技術革新と同様に、技術自体に体制を変える力はなく、力を持っているものが使えばその力を増幅させるだけの存在ということを主張している loc.479

2019年6月2日

読書状況 読み終わった [2019年6月2日]

読書状況 読み終わった [2019年6月2日]
カテゴリ 基礎・古典

「現在、世界の力のバランスを支える比較的同程度の政治の中心地は、ワシントン、ブリュッセル、北京である。」 p20
カンナはEUとアメリカと中国を帝国と捉え現在の世界をそれらの三つ巴と捉えた。

2019年6月2日

読書状況 読み終わった [2019年6月2日]
カテゴリ 安全保障
読書状況 読み終わった [2019年4月21日]

インターネットガバナンスに関連する記述だけを拾い読み。

西岡は国際電気通信レジームは相互接続、資源配分、不均衡是正という順で形成された(西岡、2007[^西岡2007])のに対して、インターネット・ガバナンスに同様のライフサイクルを見いだせるかを問うた。結果、4つのフェーズに分けられることを示した。第一フェーズ(誕生期)=IETFおよびISOC、第二フェーズ(成長期)=ICANN、第三フェーズ(安定期)=WSISおよびIGF,第四フェーズ(再生期)=WCITおよびネットムンディアルにその典型を見出す。

2019年4月20日

読書状況 読み終わった [2019年4月20日]
カテゴリ 大学

インターネットガバナンスについて語る時の出発点として評価を得ているので読んでみた。

筆者はインターネット・ガバナンスの曖昧さを指摘し、その主たる課題を「インターネット資源管理」、「標準の策定」、「サイバーセキュリティガバナンス」、「相互接続に関する合意形成」、「情報仲介の政策的役割」、「システム化された知的財産保護」であるという見方を示した。
Denardisはまたインターネットのコアのガバナンスという章で、AS、IXそしてピアリングとよばれるISP間の相互接続をコアと捉えた(p107)
decentralized and diverse nature of multi-stakeholder internet governance is its strength and major factor in the "resilience, stability and adaptability of the internet". (p230. 孫引きなので引用するなら要チェック)

2019年4月20日

読書状況 読み終わった [2019年4月20日]

中国のサイバーセキュリティの専門家にすすめられてKindleで購入。読了するまでに1年半かかってる。

- 米政府の影響力の源泉の1つはインターネット創成期からを知る人間の顔の広さ。これは今後数年で消滅する。(of Homeland Security, and DOD, among others, are involved in ICANN’s committees and, to some degree, in the North American Regional Internet Registry (ARIN). Although identified as government employees, they have no particular status as such and participate generally as individuals. It is their expertise, which is often extensive, and their long involvement in the process that affords them influence.(p.501).)
- サイバー空間に力の独占は考えにくい。独占が比較的容易な海空宇宙と違い陸ににている。プレーヤーの数、エントリーの容易さ、秘匿の容易さ (p.12)
- 2005年のWSISでブラジル、中国、インド、イラン、露、南アフリカはICANNとIANAと米国政府の関係を非難した。イラク戦争で反米感情が盛り上がる中、反アメリカ感情があったと筆者は判断する(p.500)
- 米政府が持っていた構造的なパワーとはICANNとのMOU/JPA, IANA監督権、ベリサインが持つルートゾーンファイル管理
- GNSOが透明性にかけるというイギリスのNGOの報告書(2007)。これに限らずICANNとICANN理事会の不透明性への批判は根強くある。
- ICANNのガバナンスを今日の形に定めた主要因は3つ。時代のトレンドであった規制緩和、アカデミアの強い影響力、米政府の継続して強い影響力
- 1990年代に生まれて、広がったインターネット。それは民主主義の拡大時期と市民の直接参加についての政治的な約束が行われた時期だった。ICANNが現在のガバナンスの形態をとったのはインターネットの重要性が十分に理解されていなかったことが、幸いだったという味方を示す。またクリントンとブッシュ政権だったのも幸いした。(DARPAやNSFを通じて膨大な投資をした米国はインターネットの進化の管理を控えた。)
- 2005年のWSISでは米政府の撤退は不安定化要素になると米政府は主張した。
- 1992年にISOCが発足した一つの理由はIETFの活動にあたって必要な事務的な仕事をサポートするための資金確保の必要性。2007年時点で年間9億円の予算
- ITUは191の国の政府と、700を超えるセクターメンバーが参加している。
- 安定性、セキュリティ、国際化ドメイン名などの決定的な問題についてはICANN,IETF,ITUなどの関心が重複する

2019年4月20日

読書状況 読み終わった [2019年4月20日]
カテゴリ セキュリティ

- 『一方には、数千年かけて発達してきた「現実の文明」があり、もう一方には今まさに形になりつつある『仮想文明」がある』(p401)
- 『仮想世界は既存の世界秩序を覆したり、組み替えたりすることはないが、現実世界でのあらゆる動きを複雑にしていく。』(p398)
- 『国家は2種類の外交政策と2種類の国内政策を、つまり仮想世界と現実世界とでそれぞれ異なる政策を実行することになる。』(p399)
- 『国家と市民はともにコネクティビティから力を得るが、どのようにして力を得るかは両者で異なる。民衆が、コネクティb日ティを通してアクセスできるようになったもの(情報やデータなど)から力を得ているのに大使、国家はゲートキーパー(門番)としての立場から力を得ている。』(p126)
- イランのハラール・インターネット構想(2011)などはクリーンな国営インターネットを立ち上げるものであった。(p146) この様な動きは中国の検閲よりも、インターネットを分割させるという点において危険である。
- 北朝鮮唯一の携帯電話会社である高麗リンク社に、『75%を出資する大株主がエジプトのオラスコムなのは偶然ではない(p148)』オラスコム社はエジプトのホスニ・ムバラクの長期政権化で業績を伸ばした通信会社である。
- イランでは2009年のグリーン革命に対する政府の弾圧をきっかけに、エリクソンや当時のノキア・シーメンス・ネットワークスなどの西側諸国が撤退し、その穴をファーウェイが埋めた(p149)
- 『21世紀のテクノロジー企業やサイバーセキュリティ企業は、20世紀のロッキード・マーティンに相当する』(p151)
- 『インターネットはいろいろな意味で、指導者不在の無秩序な世界という、国際関係論の古典的仮説が現実化したものともいえる。』(p127)
- 『当初ワールドワイドウェブとして始まったものは、だんだん現実世界そのものに似てくる。』(p142)
- 「仮想国家、仮想独立」も考えられる。例えばクルド人が.krdというトップレベルドメインを取得し、これを足場に活動を広げていく (p156) → **MIのソマリアの話を差し込める**
- 筆者らはサイバー空間を舞台にした情報活動の増加を予想するが、破壊や人命に被害を及ぼすサイバー攻撃の可能性について懐疑的である。(p159)
- 一般に国家が仮想世界でもつ力が、現実世界での力に釣り合うまでには、まだ時間がかかる。このことは一部の新しい主体や、正当に評価されていない主体にとっては、チャンスとなる。たとえば実力ではかなわない相手と闘おうとする小国や、分離独立を目指す勇気ある集団などだ。』(p187) **民主主義国家の中で頑張るエストニア、シンガポール、オランダなどの説明につかえる**
- シンガポール首相リー・シェンロンがカレーゲートについて語る。『シンガポールの当局者でさえ、オンラインで繋がった新しい市民社会の圧力をひしひしとかんじているのだとしたら、ほかの地域の脆弱な政府がどれほど不安に感じているかは、推して知るべしだろう。』(p227)

2019年4月20日

読書状況 読み終わった [2019年4月20日]

図書館でたまたま手に取る。情報文明論とか情報社会論に近い論考をとてもわかり易い表現にまとめている。
ウェストファリア体制によって生まれた国民国家や、民主主義のブームがおわり、「超国籍国家」が作る<場>に個人がぶら下がるというのが主張。
そのレイヤー化した世界が決してユートピアではないということを繰り返し説明しているところが真面目だなとおもった。ジャーナリストらしくないというか。
超国籍企業が(国家から)軍事力を奪うという章はまるごと主張に無理がある。そのあたりをサイバーセキュリティの研究で補完できるかかもしれないなと思いながら読んだ。
全体的にすごいいい本だし、筆者のスタイルに共感するところ多し。

2019年4月19日

読書状況 読み終わった [2019年4月19日]
カテゴリ 基礎・古典

レイヤー化する世界(佐々木)の参考文献にあげられていたので読んで見る。

- アパデュライは非決定論的なアプローチでグローバル化の重層的で乖離的な構造を明らかにした。
- アパデュライ同様にグローバルなフローの優越を認めながら、『乖離的な重層化よりも中枢管理機能の強化に照準を合わせるマニュエル・カステルの議論がある。(p374)』
- 『アントニオ・ネグリとマイケル・ハートの<帝国>論が重視したのは、むしろ法的・管理的次元でのグローバルな統合秩序の浮上であった。ネグリらは、新しいグローバルな権力の編成を階層的秩序的なシステムの全体化としてとらえている(p375)』『グローバルにシステム化された権力は、国民国家の壁を超えてグローバルな統治機構が介入していく可能性を拡大させる。(p376)』
- 1970年代にたとえばハーバート・シラーが『アメリカの文化産業、とりわけコミュニケーション産業の世界支配をいち早く問題にした。』。シラーの議論の根底には「血と鉄」にかわって「エコノミクスとエレクトロニクスの結婚」こそがアメリカ中心の実質の帝国主義を可能にしたと考えている(p377)
- シラーは、自由貿易が結局のところ、強い国の経済が弱い国の経済を支配していくように、国境を超える自由な情報フローは、アメリカ的生活への欲望がばらまかれ、『ローカルな文化の自律的な発展を困難にしてしまう。(p377)』この節は人類学やカルチャラル・スタディーズの学徒によって批判されてきたが、「文化帝国主義論が問題にしたグローバルな文化的支配は、80年代、また90年代を通じても、決してその問の重要性が失われたわけではなかった』p377
- 文化と帝国主義(by エドワード・サイード)はシラーの問題的行きを評価している。サイードは『ほんの一握りの多国籍企業によって牛耳られているマス・メディアの巨大なシステムが、国境をかいくぐり、世界中ほとんどいたるところに出没し、ローカルな日常を呑み込んでいる(p378)』『今日のトランスナショナルなメディアは、「単に完璧に統合化の進んだ現実のネットワークであるばかりか、世界を一つに結び合わせる極めて効果的な<接合様式>となっていると、サイードは論じている(p378)」

2019年4月19日

読書状況 読み終わった [2019年4月19日]
カテゴリ 一般

図書館でたまたま。海底ケーブルや太平洋戦争開戦直前の在米日本大使館との間の電報のやり取りを紐解く。

- 1970-80年代にかけての太平洋域は米国が運営する海底ケーブルとインテルサットでなりたっていた。「通信もまたパクス・アメリカーナといえる状況であった(p252)」
- 衛星通信は遅い。テレビで大きなイベントの世界同時中継が行われる場合、それは海底ケーブルが運んでいるものである。テレビも含めた99%の国際間の電気通信は光海底ケーブル経由。「衛星中継ならぬ海底中継(p13)」
- 韓国では2014年のセウォル号事件を契機にカカオトークのという韓国産チャットアプリのプライバシーに疑問が高まり、テレグラムに移行するユーザが多くいた。これを「サイバー亡命」と呼ぶと筆者は言う。(p287)
- 現在日本で使われている携帯端末はアップルやグーグルであり、パソコンの基本ソフトはマイクロソフトとアップルである。検索エンジンはグーグル、SNSはファイスブックやツイッターである。ハードの通信設備を所有・管理していれば通信主権は守られるという時代は既に終わっている。(p290)
- 海底ケーブルの敷設主体も、通信会社からグーグル、アマゾン、マイクロソフトなどに変わりつつある。(p290)
- 『インターネットの歴史は始まったばかりである。150年にわたる電気通信の歴史を顧みると、国際感の伝送路整備が、必ずしも国と国の相互理解や和平に寄与していないことが分かる。伝送路の解説時に両国原酒が交わした平和への願いは、しばしば裏切られてきた。またインターネットや携帯電話が普及しても人々の幸福感が増大したようにはみえない。』(p292)

2019年4月19日

読書状況 読み終わった [2019年4月19日]
カテゴリ 大学

レイヤー化する世界(佐々木)の参考文献にあげられていたので読んで見る。

『この世界が情報を燃料に走っていることを、今の私たちは知っている。情報は血液であり、ガソリンであり、生命力でもある。』p13

クロード・シャノンはビットという単位を発明し、情報を量であらわすことにし、エントロピーという熱力学の概念を導入し、情報のふるまいを定式化してみせた。そして筆者グリックがそれらをこの本にいわば「シャノン情報学」としてまとめた。(p531)

2019年4月19日

読書状況 読み終わった [2019年4月19日]
カテゴリ 基礎・古典

権威主義国家は国家資本主義(State-Capitalism)を発明し、権威主義体制を維持したまま、資本主義市場で成功を収めた

2019年4月8日

読書状況 読み終わった [2019年4月8日]
カテゴリ 社会問題全般
ツイートする