キャロリング (幻冬舎文庫)

3.77
  • (37)
  • (97)
  • (68)
  • (7)
  • (1)
  • 本棚登録 :1096
  • レビュー :82
著者 : 有川浩
そよさん  未設定  読み終わった 

有川さんのラブコメは絶品!最近は、あまりガッツリ『ラブコメ好きで何が悪い!』感がないなぁ…と思っていただけに今回は、クリーンヒットだった。
子どもの頃に負った傷はなかなか消えない。
現在進行形で傷ついている少年、親に振り回されて傷を持ったまま大人になった青年、現実から目をそらして夢の世界にいようとする大人。
いろんな人生観を持った人間が集まって織り成す物語は、じんわり温かくなる。
「誰と比べても、不幸にランクがあったとしても、自分の傷が一番痛い」。「不幸を比べっこしたってしょうがない」そう言いながら、今、傷ついている航平の辛さを思いやっている大和の気持ちが一番心に響いた。
その一方で、育ちの違いからすれ違ってもなお好き同士の大和と柊子のエピソードが大好きで、何度も何度も読み返した。
大和…好きだ!
口が悪くて、短気で、すぐにポンポン怒るけど、関わった人を見捨てられない。仕事のできる、目端の効いた彼。
どこかで、聞いた?『海の底』の夏木さん。『図書館戦争』の堂上教官。舌禍で失敗するタイプ。
冬原さん派ですけどね。有川さんが好んで?書くこのタイプの不器用な青年、大好きです!
柊子は、笠原…郁ちゃんや望ちゃんタイプでなく、『県庁おもてなし課』の多紀ちゃんに近いかな。大好きです!!

あと、悪役の面々もいい味出してます。彼らも憎めない。
クリスマスは、清算される日。これが一番のテーマかな、と勝手に解釈しております。

レビュー投稿日
2018年1月11日
読了日
2018年1月11日
本棚登録日
2018年1月11日
4
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『キャロリング (幻冬舎文庫)』のレビューをもっとみる

『キャロリング (幻冬舎文庫)』のレビューへのコメント

まだコメントはありません。

コメントをする場合は、ログインしてください。

いいね!してくれた人

ツイートする