幸せの条件

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本棚登録 : 928
レビュー : 165
著者 :
Kecoさん 一般/小説   読み終わった 

「武士道シックスティーン」の作者。
今回は農業をテーマに仕事と生き方について描いている。

主人公は実験用ガラスメーカーに勤める若い女性です。
社長がバイオエタノール精製のための器具を開発し、
そのための米を作付けしてくれる農家を探しに長野へ長期出張。

仕事に燃えるタイプではない主人公が
東日本大震災や農業の体験を通じて
仕事や農業や生き方について学びます。

農業を描いているけれど堅苦しいところがなく、
明るくて楽しいお話しでした。

仕事を通じて「必要とされている」ということについて、
片山社長が語るところが勉強になっちゃいました。

重要なのは、周りから必要とされていることがいいのではないんです。
それだったら代わりは誰でもできますよね。

当人がその仕事にやりがいと生き方をはっきりと持てることが
大切なんです。
そんなふうに「自分のやるべきこと」が見つかれば、
「必要とされる」という受け身ではなく、
本当にやりがいのある働き方ができるんです。

ホロリだったのは
主人公梢恵ちゃんと地元のおじいさん文吉さんがメール交換するところ。
相手の役に立ちたいと思う気持ちって、ちゃんと通じるのですね。

とても良いお話しでした。

レビュー投稿日
2012年12月24日
読了日
2012年12月20日
本棚登録日
2012年12月24日
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