商売の原点 (生活図書ピース)

著者 :
  • 講談社 (2003年11月22日発売)
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感想 : 21
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商売の原則ついて知りたくて読書。

消費は心理学。
この言葉が印象に残る。別の著書でも商売は経済学ではなく、心理学で考えるものとの持論が述べていたが、的を得ていると思う。

常に自己客観視を高め、顧客の立場で考えて、改善を繰り返すこと。この最初の部分を重視している。

心理学を学ぶ人間として共感できる点が多く、業種は異なるが、自分のビジネスに応用できる部分は多々ある。

今後のコンビニは、スーパー的な要素を取り入れて、スーパーとコンビニの中間的なサービスを目指していくのではないかと感じた。

アメリカ生まれ日本育ちのセブン-イレブン文化は、タイや台湾などアジアで大きく花開いている。

他社であるが、ローソンの大連1号店がオープンした時に日本領事館の関係者の祝辞でコンビニは日本の文化そのものだという言葉を思い出した。

商売の原理原則をしつこいくらいに徹底的に守ること。常に基本に忠実であることが、同社の最大の強みだと知る。

個人的には、編集した緒方氏の編集力に驚嘆する。

読書時間:約45分

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 経営
感想投稿日 : 2013年5月3日
読了日 : 2013年5月3日
本棚登録日 : 2013年5月3日

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