開高健の文章の世界について知りたくて読書。
お世話になる雑誌社の人から勧められた一冊。読んだ感想は「いつかこんな文章を書けるようになりたいが、到底書けない」と思ったそうだ。
著者の本は初めて読んだ。正直な感想は読みづらい。
最初は少し早めに読んでいたが、途中から1文字ずつを追う熟読へ切り替えて読み進めた。
ベトナム戦争についてよりは私小説のような内容。実に巧みな表現と比喩で当時の情景が目の前に浮かんでくるような文章。匂いや暑さ、見えている色まで想像させてくれる。
確かにこんな文章を書けるようになりたい。一物書き、メディアに携わる人間としてより魅力的な文章とは何かを考えさせてくれる。
また読みたいと思う。ご紹介有り難うございます。
読書時間:約6時間
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2015年6月4日
- 読了日 : 2015年6月2日
- 本棚登録日 : 2015年6月4日
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