著者が会社を辞めて、約2年間で行った世界一周の体験記を綴った一冊。
本書を読んで著者の世界一周を追体験している感覚がしました。
そして、自分は日本からほとんど出たことないんですが、やはり世界では本当に感覚がまるで違うことを読んで痛感しました。
休暇や安定した治安や教育の違いというのは、本書で改めて認識するとともにやはり途上国に比べると日本の環境の良さも感じました。
あと、盗難やスリに合うことや危険地域に踏み込まないことやビザの取得など旅行するうえでの注意することは著者の経験ともに学ぶこともできました。
キューバの社会主義での生活やアフリカの治安の不安定差や南米の移民した日系人の生活など中国の世界戦略が強かでGDPで日本が抜かれたことも必然的だと感じました。
あとチェルノブイリでの原発の考え方も非常に考えさせられるものがありました。
ニュースなどで知る世界の現状と実際に著者が肌身で感じた経験とはやはり違うことがわかりました。最後のアジアが駆け足で書かれていたことは残念でしたが、それでも知らない世界について深く知れたことは非常に勉強になりました。
そして、旅行と出逢いの素晴らしさを感じることができました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
社会学
- 感想投稿日 : 2015年11月14日
- 読了日 : 2015年11月14日
- 本棚登録日 : 2015年11月14日
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