エイルン・ラストコード 〜架空世界より戦場へ〜 (4) (MF文庫J)

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本棚登録 : 28
レビュー : 3
著者 :
柏葉さん ライトノベル   読み終わった 

やっと最新巻に追いついた。発売当時に購入したものの前巻までのキャラクターを覚えておらず1巻から再読してたらこんな時期になっちゃった。

1巻でセレン、2巻で葵、3巻で紫貴と丁寧に重さと強さをもって描いていたのに、4巻でいきなりアギト、大和、八雲、月下が仲間になる。プロローグから入る手法は1巻からお馴染みだが、いきなり出てきた大和に感情移入する間もなく使われて裏切ってそれも作戦のうちでしたーなんて、軽い。新たに戦騎装に載ることになった八雲と月下にしても、特に月下についてはキャラクターが掘り下げられないうちに主要メンバーになっちゃってる。
脈絡もなく八雲さんがサイコキラーになっていて強い違和感を憶えた。

敵がマリスでなく人間なのに夏樹がさらわれただけで躊躇なく人殺しになる点にも違和感を感じた。対マリスとしてヘキサが認識されており人権が認められていない以上、いくら海賊だと言っても殺しちゃアウトなのでは。2巻では生徒を守るため人を殺したエイルンに対し恐れを抱いていたのに、あまりにも軽く人殺しになっている。

緑さんの死を利用しすぎ。3巻までは重みを持っていたけれど、なんかこう使いすぎて扱いが軽い。

ラストのエイルンとスクナの戦闘もまるで茶番に感じた。スクナはなぜか手加減してる意味不明だし、戦術も練らず勝ち目のない戦いにただ没頭するなんてエイルンらしくない。スクナを取り込まず放出したのも意味不明だし、スクナがなにを考えているのかも理解できない。そう、謎じゃなくて意味が分からない。

アニメが現実になるという点が面白みがあったのに、ただのエイルンハーレムに変わってしまったと感じた。物語が作者の都合のいいように枠組みにはめられている気がする。作者が物語をうまく制御できていないというか。単に中弛みしただけならいいけど、シリーズ化したことによる限界だったら困るな。

下手に戦闘を入れるくらいなら、まるまる日常回で箸休めの方がよかったんじゃないだろうか。とりあえず5巻を待つ。

レビュー投稿日
2017年3月22日
読了日
2017年3月22日
本棚登録日
2017年3月22日
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