オレと彼女の萌えよペン (富士見ファンタジア文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/富士見書房 (2014年10月18日発売)
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感想 : 9
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ライトノベルならこんなもん……か?

ファンタジー系バトル漫画家を目指す主人公が、萌え系雑誌漫画家のアシスタントをすることになり、そのアシスタント先の先生と合作で漫画を描くことになって、連載目指して奮闘する話。

一般文芸ではなくライトノベルだからか、詰めが甘いというかご都合展開なところが気になる。ヒロインは分かりやすいテンプレツンデレ美少女。本気を出して描いた2作目の漫画が賞を受賞、連載打ち切り漫画家と新人漫画家が描いた初めての合作が新人賞的な読み切りカップで見事一位をとる、など引っかかったところをあげればきりがない。特に茉莉の母親に勝手に娘の漫画を送りつけ、あまつさえ情熱だけで説得しにいったところ。母親が納得(諦め?)したからいいものの、決定的な亀裂を作ったらどう責任をとるつもりだったのだ。
中高生の時だったら「親なら子の夢を応援しろよ!」と思って夢中になれたのかな。

茉莉の母親が何を考えているかよく分からない。娘の将来のことまでしっかり考えている親が、よく知らない高校生男子の情熱だけに説得されるかな。今何を言っても無駄、と思われただけな気がする。

ということで、細かい部分が気になってしまった。あら探しをするようじゃあ、私には合わないな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ライトノベル
感想投稿日 : 2015年1月3日
読了日 : 2015年1月3日
本棚登録日 : 2015年1月3日

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