大帝国 宙の魔女 黄金の鷲 (上) (講談社ラノベ文庫)

  • 講談社 (2012年2月1日発売)
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感想 : 6
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永遠の27歳さんが描いているのを見て、気になって買い。ゲームのノベライズでなかったら、上巻でさえ読み切れなかっただろう。
ドクツ第三帝国、イタリン共和国と三国同盟を日本が結び、デーニッツが日本に派遣され、第二次星間大戦が始まる展開。日本、ガメリカ、ドクツと登場人物の紹介と淡々とした日々の描写が続き、盛り上がるまで時間がかかる。キャラクターの内面を深く掘り下げるのでなく、息もつかせぬ戦闘描写を見せるのではなく、政治的な駆け引きを魅せるのでもなく、あらかじめ決められたストーリーをなぞっているだけに思えた。音楽とそれなりの数のビジュアルがある分、ゲームの方がまだ良さそうだ。中帝国、ソビエトは登場せず、オフランスとエイリスはちょこっとだけ。ファンアイテムとして以上の価値は認められない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ライトノベル
感想投稿日 : 2012年9月29日
読了日 : 2012年8月16日
本棚登録日 : 2012年9月29日

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