たまに出張でホテルに泊まると普段見なくなって久しい普通のTVチャンネルをぐるぐると徘徊してしまう。
そんな中深夜を過ぎた時間帯に本作が流れていたものでつい手を止めてぼんやりと眺めてしまった。TV鑑賞だと途中のCMが煩わしいことこの上ないのだが、途中から観てしまったそのモヤモヤをどうしたものかと思っていたらまたすぐもう一回始まった(笑) 結果、夜中3時間近くウトウトしながら全編を観切ってしまうことに(苦笑)
この作品はリアルタイムでは鑑賞しておらず、その記憶の中の証拠が留学生仲間と99年頃にD.C.に旅行した際、テンションの上がったイギリス人留学生メンバーがReflecting Poolの端っこで「Forest!!(笑)」とふざけている元ネタを当時の自分が理解していなかったというもの。その頃から考えると随分とレベルが上ったことは認識できる。挙句の果てにはジョン・レノンの横に座っていた番組ホストDick Cavettご本人にとある劇場で拝謁する機会にまで恵まれたのだから。
一方で本作の語るあらゆる分野の合衆国史が自分の肌に浸透し続けているかというと、その進化のスピードは年々落ちていっていることは否めない。そりゃまぁMoMAに行って邦画ばっかり観ているような生活を繰り返していたらそうなるのも致し方ないのではあるが…。なのでもっと頻繁に本作に触れてその前の鑑賞との間にどういう新たな発見があったかということに数分でも頭を使って考察してみるという作業を今後も続けてゆきたいと改めて静かに心に誓ってみたりもする。
- 感想投稿日 : 2022年8月14日
- 読了日 : 2022年7月7日
- 本棚登録日 : 2022年7月17日
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